新しい発見法|心臓ドックで些細な病気も見逃さない

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症状

乳がんの症状として、多くの人は乳房にしこりを感じます。このしこりは表面がでこぼこしており、周囲との境界もはっきりしません。しこりの周りを指で挟んでしわを寄せると、その中央部がくぼんで見えます。これは「えくぼ症状陽性」と呼ばれる乳がん特有の症状です。乳腺症の場合も乳房にしこりができ、また乳がんと乳腺症が合併して起こることもあるため、診断が重要です。がんが進行してくると、皮膚が黄色味を帯びて、毛穴が目だってくる「オレンジの皮症状」が現れるようになります。乳がんはふつう痛みを伴いませんが、乳頭から血性の分泌物がみられることがあります。また、乳頭にびらんや湿疹様所見などがみられる場合は、「ページエット病」と呼ばれる早期がんの一種にかかっている可能性があります。

ハイリスクの人は要注意

乳がんは40歳代以上の女性に多く見られ、近年増加の傾向にあるといわれています。乳がんになりやすいタイプ、いわゆるハイリスクグループには、中高年齢層であることに加え、出産や授乳経験が少ないこと、初産年齢が高いこと、高タンパク高脂肪の肉食を中心とした食事を多くとっていること、体格がよく肥満気味であること、近親者が乳がんにかかっていることなどがあげられます。また、原因は不明ですが、すでに乳腺症にかかったことのある人は乳がんになりやすい傾向があります。乳がんになりやすい可能性のある人は、年1回の乳がん検診を受けるとともに、月に1回、乳房にしこりがないか、乳頭から血液や分泌物が出ていないかなどを自分で調べる自己検査をすることが重要です。